目次
こんなお墓の悩み、ありませんか？
現在お墓を持っていて建て替えをしたい。
実家(又は本家)のお墓があるが、自分の家族のものがないので新しく建てたい。
実家は遠方でお墓参りに行けないので地元で建て直したい。
以上のようにお客様のお墓を作る動機は様々ではありますが、どんな方でもご先祖様がいらっしゃる以上、身近にお墓があると思います。お墓作りで一番大切な事は、今までのお墓の悩みを把握し、その改善策を取り入れる事にあります。ここではよくあるお客様の悩みをご紹介します。自分の家のお墓はいかがでしょうか？
- 石の風化、劣化
- 植木の管理
- 外柵のいたみ
- 納骨室の水
- 階段の昇降が危険
- 草むしりが大変
- 目地が切れて(はがれて)いる
- 苔で汚れて見える
- 石の変色(光沢がなくなった)
これを見るとうちのお墓も色々な症状が出ているわね。
今までなんとかお墓を管理してきたけど、これからますます歳をとっていくことを考えると、お手入れの楽なお墓がいいわね。
デザイン、お手入れ、予算と考えることが意外と多いですね！
気になる事は全部相談してくださいね！
石の風化、劣化
特に階段部分の劣化は非常に危険です。上った途端に崩れ落ちれば大けがをしてしまいます。
修復も可能な場合もありますが、石を加工する大型機械がまだなかった昭和中期までのお墓は手加工であったため、柔らかい軟石が多いです。固い御影石に交換する事もおすすめです。
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植木の管理
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外柵のいたみ
外柵のいたみにはいくつかの原因があります。下２枚の写真は樹木や草木が外柵を押し出しているのが分かります。この他にも墓所内の土圧や凍結膨張、地震等様々です。これらの原因を特定して解決できる施工が必要になります。
植物が生えないよう墓所内全体を石貼り(土の部分をなくす)にしたり、金物補強も有効です。
納骨室の水
納骨室内は密閉されているため、非常に湿気が溜まる場所です。写真は茶色に変色している所まで水位がありました。また、一見水が無くても結露により骨瓶の中は水でいっぱいになっています。換気口を設けるなど、湿気対策の施工も必要です。
階段の昇降が危険
以前のお墓作りは高く盛り、階段を上る型が主流でした。しかしお線香をあげる際に後ろで階段を踏み外し、怪我をする例もあります。現在は低いバリアフリーな型が主流になっています。また、古いお墓の場合でもバリアフリー化のリフォームも可能です。
草むしりが大変
お墓を管理していると、これが一番悩みのタネかもしれません。毎年何回も草むしりに出かける方も多いはず。特に草の生える真夏の炎天下は大変です。放置すると目地の隙間から根が張って石を分離させる原因となります。
これも墓所内全体を石貼り(土の部分をなくす)にする事で解決できます。
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目地が切れて(はがれて)いる
上記外柵のいたみ同様、様々な原因で目地がなくなっています。これは石と石が既に分離している状態で、手で揺らすと簡単に動かすことができます。地震でもあれば倒壊して非常に危険ですので早急の対応をした方がいいかもしれません。また、この状態では隙間に植物の根が張って更なる分離を起こしてしまします。
金物補強や接着剤、目地も接着性能のあるコーキングにするなど、修繕策があります。
ちなみにこの状態になってしまったら、基礎(一番下の土台のコンクリート)を見てみましょう。基礎が割れてその上の石全体がダメージを受けているケースも少なくありません。
苔でよごれて見える
お墓は基本的に野ざらしですので苔が付くこと自体は自然な事であり、石に悪影響を及ぼす事もほとんどありません。しかし苔が付きにくくするデザインもありますし、お手入れ方法もあります。
当店では(多分多くの石材店さんが)余程の汚れでない限りお墓の掃除は洗剤や薬品系を使っていません。なぜかというと、掃除後完全に洗い流せないからです。薬剤等成分が残っていると、色染みや劣化の大きな原因になってしまいます。基本的にお墓に水道からホースを引っ張って来れる立地のケースはほとんど無いと思います。
当店でもバケツ２～３杯の水を使ってキッチンなどで使う一般的なスポンジで洗います。これで大体の汚れや苔は落ちます。
どうしても落ちにくい水垢などは、市販されているお墓専用の掃除用具などでもきれいにする事ができます。手順とAmazonさんなどでも購入できるおすすめ掃除用具も紹介しておきますね！
①スクレーパー
カッターナイフの刃に柄が付いている商品なのですが、研磨してある御影石に対して最強の秘密兵器です。ゴシゴシ擦ってＯＫです。多分全国の石材店さんが持ってます。これで手ごわい水垢、苔も９割以上落ちると思います。※注意 必ず軍手等手袋をして使用してください
②専用研磨道具
このような道具も水垢や苔に有効です。しつこい水垢も落ちます。
溝の中や湾曲部など、平らではない所もきれいになります。
③耐水ペーパー(#800#1000#1500#2000#3000)※数字は番手です
耐水ペーパー(#800#1000#1500#2000#3000)を適当に切って擦ります。ポイントは、僅かな水を少しづつかけながら擦っていく方が落ちやすいです。※絶対にポリッシャー等の電動工具は使用しないでくださいね！逆に傷になってしまいます！番手の低いものは目が粗く、逆に番手の高いものは目が細かいです。手磨きで落ちやすいのは＃800～＃1000くらいでしょうか。
余談ですが、#2000～#3000では花筒などステンレス製品もピカピカになります！お風呂場の蛇口や鏡、キッチンシンクなどもピカピカに磨けますよ～！※それ以下の番手は使用しないでください
一家に１セットあると、なにかと便利！わが家でも大活躍です。
簡単にできるお墓掃除の詳細は別記事を書いています
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※上記紹介の掃除道具で薬品を使わずにある程度輝きを取り戻す事もできますよ！
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『お墓の悩み』まとめ
以上のようにお墓について実際のご相談は多種多様です。状態により原因も様々で、それを取り除かない限り補修してもまたすぐに元に戻ってしまいます。
当店ではご相談を受けた後お悩みの原因を調査、それを踏まえて修繕、もしくはリフォームのご提案になります。
又、新規にお墓を作る場合も後々このようなお悩みが出ないよう、ご提案致します。
いる苔でよごれて見える石の変色(光沢がなくなった)『お墓の悩み』){kind=link}